投資を始めてみたいです。
でも、どうやってやるかがさっぱり分かりません…
一連の流れを教えてください!
このような悩みを解決すべく、現役大学生かつ投資歴8ヶ月目(2021年11月現在)の「とうシカ」が投資の始め方について一挙公開していきます!
未経験でもすぐに始められるように、できるだけ詳しく書いたので、ぜひご覧ください。
また、仮想通貨は他の投資と若干異なるので、本記事では抜きで語らせていただきます。
仮想通貨の始め方については、【永久保存版】仮想通貨を購入するには? 口座開設から取引までを徹底解説をご覧ください。
予め知っておくといいこと
予め知っておくといいこととしては、以下のようなものがあります。
- 大学生でも難なく始められる(ただし、未成年の場合は親の同意が必要)
- 100円や1,000円からでも始められる
- 非課税制度を利用すれば、税金はかからない
- 特定口座(源泉徴収あり)にすれば、自分で確定申告しなくていい
特に始めたての頃は、「投資は確定申告しないといけないもの」と思いやすいですが、実際はしなくてもよくなる場合があります。
それは、特定口座(源泉徴収あり)にする場合です。(特定口座等については、後で詳しく述べます)
そうすれば、確定申告しなくてもよくなりますよ!
投資を始める前にやっておきたいこと
投資を始める前にやっておきたいこととしては、以下の4つです。
- 現状を把握する
- どれくらいの金額を投資に充てられるか考える
- ゴールを設定する
- どれくらいのリスクをとれるか考える
これらをやっておくだけで、全然違うんですよね。
具体的には、以下のようなメリットがあります。
- 損する確率が圧倒的に減る
- 損した場合でも、うまく対処できる
- 精神的にもラクになる
- 暴落した時でも、メンタルを保てる
- 結果的に、長期で運用できるようになる
このように、たくさんのメリットが得られるので、これから投資を始めようとしている大学生は事前にやっておきましょう。
詳しくは、【やらなきゃ絶対損!】投資を始める前にすべきこと5選をご覧ください。
最初に決めておきたい口座の種類
先ほども出てきたように、証券会社の口座を開設するときには、以下の内のどれかを選択しなければなりません。
- 特定口座(源泉徴収あり)
- 特定口座(源泉徴収なし)
- 一般口座
- 非課税口座
それぞれの意味は、以下の通りです。
- 特定口座(源泉徴収あり):確定申告は証券会社がすべて行ってくれ、自分ではする必要のない口座
- 特定口座(源泉徴収なし):損益通算は行ってくれるが、確定申告をする必要がある場合は自分で行わないといけない口座
- 一般口座:損益通算から確定申告まですべて自分で行わないといけない口座
- 非課税口座:ある一定の投資額までは税金がかからない口座
投資を始める際には、これらの中から自分の都合に合わせて選択しておきましょう。
詳しくは、証券会社の口座の種類には何があるの? それぞれおすすめする人も紹介!をご覧ください。
投資の始め方①:どの証券会社にするか決める
さてここで、本題である投資の始め方を見ていきましょう!
投資というのは、「証券会社」というところで行うので、まずはその証券会社を決めるところから始まります。
銀行ではなく、証券会社ですよ!
また、証券会社は、「実際に店舗のある総合証券」と「インターネット上でのみのネット証券」に分けられます。
それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
※右にスライドできます。
総合証券 | ネット証券 | |
メリット | ・担当者が付く ・不安な時に頼れる | ・手数料が安い ・投資に関するツールが充実している ・少額から始められる ・いつでもどこでも取引ができる |
デメリット | ・手数料が比較的高い ・商品の勧誘がある ・取引時間が限定される | ・自分で情報収集する必要がある ・口座開設から取引までを自分で行う必要がある |
大学生が投資を始めるのであれば、断然ネット証券がおすすめ!
また、ネット証券といえど、国内にはたくさんの種類があります。
どんなネット証券があるかについては、15種のネット証券を比較&徹底解剖! おすすめの証券会社も紹介をご覧ください。
証券会社選びのポイント
このように、証券会社にはたくさんの種類があるからこそ、未経験者にとって証券会社を選ぶのは至難の業でしょう。
そこで、僕なりの証券会社選びのポイントを紹介しておきます。
- 手数料が安いかどうか
- 取引したい投資商品を取り扱っているか
- スマホに対応しているか
- 取引しやすいかどうか
- 口座開設は簡単かどうか
証券会社を選ぶ際は、このような観点から選ぶといいですよ!
大学生におすすめの証券会社
とはいえ、なかなか選びきれないと思うので、おすすめの証券会社を紹介しておきます。
入金手数料 | 振込入金:各銀行の振込手数料 クイック入金:0円 LINE Pay入金:0円 |
出金手数料 | LINE Pay出金:0円 それ以外:0円 |
国内株 | 〇 <現物取引手数料(1約定)> 5万円まで55円 10万円まで99円 20万円まで115円 50万円まで275円 100万円まで535円 |
外国株 | ✖ |
債券 | ✖ |
IPO | 〇 |
CFD | ✖ |
FX | 〇 23通貨ペア |
金・銀・プラチナ | ✖ |
先物・オプション | ✖ |
投資信託 | 〇 30本 |
NISA | ✖ |
つみたてNISA | ✖ |
iDeco | 〇 |
ロボアド | ✖ |
貯まるポイント | — |
使えるポイント | LINEポイント |
LINE証券とは、「LINE Financial株式会社」と「野村ホールディングス株式会社」が共同で設立した証券会社です。
初心者でも手軽に投資ができると評判ですが、確かに見やすく、取引もしやすいと感じましたね。
また、今なら簡単なクイズに答えて正解すると、最大で3株分の購入代金が無料でもらえるキャンペーンを行っています。
クイズとは言うものの、調べたらすぐに分かる問題なので、この機会にぜひ挑戦してみてください!
入金手数料 | 振込入金:各銀行の振込手数料 |
出金手数料 | 3万円未満:110円(みずほ銀行宛)、275円(それ以外) 3万円以上:220円(みずほ銀行宛)、385円(それ以外) |
国内株 | 〇 <現物取引手数料(1約定)> 東京証券取引所の立会時間内:基準価格の0.5%を乗じた価格 上記以外の時間帯:基準価格に1.0%を乗じた価格 |
外国株 | 〇 米国株:147銘柄(個別株) |
債券 | ✖ |
IPO | 〇 0社(2020年) 0社(2019年) 1社(2018年) |
CFD | 〇 |
FX | ✖ |
金・銀・プラチナ | ✖ |
先物・オプション | ✖ |
投資信託 | ✖ |
NISA | ✖ |
つみたてNISA | ✖ |
iDeco | ✖ |
ロボアド | ✖ |
貯まるポイント | — |
使えるポイント | — |
PayPay証券とは、ソフトバンク株式会社の子会社の証券会社です。
通常、米国株は1株からでないと購入できませんが、PayPay証券は1,000円からなので、1株未満でも取引ができます。
このような証券会社はPayPay証券ぐらいしかないので、小額で米国株を購入したい人にはうってつけ!
入金手数料 | 振込入金:各銀行の振込手数料 リアルタイム入金:0円 |
出金手数料 | 0円 |
国内株 | 〇 <現物取引手数料(1約定)> 5万円まで55円 10万円まで99円 20万円まで115円 50万円まで275円 100万円まで535円 |
外国株 | 〇 6ヶ国 米国株:4465銘柄 |
債券 | 〇 |
IPO | 〇 38社(2020年) 26社(2019年) |
CFD | 〇 |
FX | 〇 26通貨ペア |
金・銀・プラチナ | 〇 |
先物・オプション | 〇 |
投資信託 | 〇 2670本 |
NISA | 〇 |
つみたてNISA | 〇 179本 |
iDeco | 〇 |
ロボアド | 〇 |
貯まるポイント | 楽天ポイント |
使えるポイント | 楽天ポイント |
楽天証券とは、楽天市場などでもおなじみの、「楽天グループ株式会社」が運営している証券会社です。
そんな楽天証券では、投資信託の種類が多く、全銘柄で購入時の手数料が無料となっています。
また、ポイントも貯まりやすいので、楽天のサービスをよく利用している人にもおすすめ!
気になる方はぜひ、以下のボタンからご覧ください。
入金手数料 | 振込入金:各銀行の振込手数料 振替入金:0円 即時入金:0円 リアルタイム入金:0円 |
出金手数料 | 0円 |
国内株 | 〇 <現物取引手数料(1約定)> 5万円まで55円 10万円まで99円 20万円まで115円 50万円まで275円 100万円まで535円 |
外国株 | 〇 9ヶ国 米国株:4515銘柄 |
債券 | 〇 |
IPO | 〇 86社(2020年) 84社(2019年) |
CFD | 〇 |
FX | 〇 28通貨ペア |
金・銀・プラチナ | 〇 |
先物・オプション | 〇 |
投資信託 | 〇 2676本 |
NISA | 〇 |
つみたてNISA | 〇 176本 |
iDeco | 〇 |
ロボアド | 〇 |
貯まるポイント | Tポイント Pontaポイント |
使えるポイント | Tポイント Pontaポイント |
SBI証券とは、金融業界でも大手の「SBIホールディングス株式会社」が運営している証券会社です。
そんなSBI証券では、上の表にもあるように、ほとんどすべての投資を取り扱っています。
最近ではPontaポイントとも提携したので、「たくさん貯まっている…」という人にもおすすめ!
また、今なら口座開設をし、ポイントサービスに申し込むと100ポイント分がもらえるので、実質無料で投資信託を始められます。
さっそく始めようと思った方は、以下のリンクからご覧ください。
また、証券口座では、初期費用や年会費が取られることはありません。
なので、用途に合わせて使い分けるのでも全然大丈夫ですよ!
ちなみに僕は、使い分けています。
投資の始め方②:決めた証券会社の口座を開設する
続いて、決めた証券会社の口座を開設していきます。
また、「ネット証券」であればインターネット上ですべて完結するので、銀行口座の開設時のように、わざわざ出向く必要はありません。
具体的な口座開設の流れとしては、以下の通りです。
- 口座開設の申込み
- 個人情報の入力
- 本人確認書類の提出
- ログイン用IDの受け取り
- 初期設定
- マイナンバー提出
では、それぞれ説明していきますね。
口座開設に必要なもの
実際に開設する前にまず、必要なものを確認しておきましょう!
証券会社によって若干異なってはきますが、だいたい以下のものが必要です。
- マイナンバー確認書類
- 本人確認書類
- 出金用の銀行口座
また、マイナンバーカードがあればマイナンバー確認書類と本人確認書類の両方の役割を満たす場合があるので、予め作っておくことをおすすめしますよ。
Step1:口座開設の申込み
まず最初のステップとして、口座開設の申込みを行っていきます。
申込みとは言っても、アカウント作成のようにメールアドレスを登録し、メールに記載してあるURLにアクセスするだけなので、簡単です。
Step2:個人情報の入力
次のステップとして、個人情報を入力していきます。
そうでないと、審査に落ちてしまいます。
実際に、僕も一回それで落ちました。
なので、個人情報を入力する際は、注意しておきましょう!
Step3:本人確認書類の提出
続いて、本人確認書類を提出していきます。
提出方法には、「ネットで提出する場合」と、「郵便で提出する場合」がありますが、圧倒的にラクなのは「ネットで提出する場合」です。
しかし、提出が可能な本人確認書類は限られてくるので、予め確認しておきましょう。
Step4:ログイン用IDの受け取り
本人確認書類の提出が終わると、審査が始まります。
所要時間としては、証券会社によって多少異なりますが、だいたい2日~3日かかります。
そして、その審査が終わると、初回ログインに必要なIDが送られてくるので、それを使ってログインしましょう。
Step5:初期設定
初期設定では、「インサイダー登録(内部者登録)」や「出金用の銀行口座登録」、「投資に関するアンケート」等に答えていきます。
Step6:マイナンバー提出
本人確認書類の提出でマイナンバーを提出していなかった場合には、マイナンバーを提出する必要があります。
というのも、証券会社は税務署に支払調書なるものを提出しないといけないからです。
そのときにマイナンバーが必要なんですよね。
また、提出すべきものとしては、だいたい以下のものです。
- 通知カード
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- マイナンバーが記載された住民票の写し
これらを提出できるように、予め用意しておきましょう。
これまで説明した口座開設方法は、一般的な方法となっています。
証券会社によっては順番が違ったり、やるべきことも異なったりするので、詳しい口座開設方法については以下のリンクからご覧ください。
- LINE証券:LINE証券は大学生でもできる?⇦20歳以上であればできます
- PayPay証券:準備中です。
- 楽天証券:準備中です。
- SBI証券:【わずか4ステップ】SBI証券の口座開設の手順をわかりやすく紹介
投資の始め方③:開設した口座に入金する
口座開設した後は、入金しないと何も始まらないので、入金していきます。
また、入金方法としては主に、「振込入金」と「リアルタイム入金」の2種類があるので、どちらか好きな方を選びましょう。
入金方法その1:振込入金
振込入金とは、証券会社側から用意された振込用の口座に、銀行の窓口やATMから入金する方法のことです。
各証券会社に振込用口座情報のページが用意されているので、そこに記載してある「金融機関名」と「口座番号」を入力すればオッケイ!
ただ、手数料は自己負担な場合が多いので、入金方法としてはあまりおすすめしません。
入金方法その2:リアルタイム入金
リアルタイム入金とは、インターネットバンキングを利用して、リアルタイムで入金される方法のことです。
手数料が無料のところが多く、入金方法としては一番おすすめ!
ただ、リアルタイム入金ができる金融機関はそれぞれで異なってくるので、そこだけは注意しておきましょう。
投資の始め方④:投資商品を選ぶ
投資と一言で言っても、株式投資や投資信託などさまざまな商品があります。
具体的にどんな商品があるかについては、投資の種類には何があるの? それぞれのメリット・デメリットも紹介!をご覧ください。
入金し終えた後はその中から選ぶことになりますが、選ぶ際のポイントとおすすめの投資を紹介しておきます。
投資商品選びのポイント
投資商品選びに関しては、基本的には自分が興味あるものを選べばいいです。
ただ、堅実に行っていきたいのであれば、以下のポイントを参考に選ぶのがおすすめ!
- リスクはどれくらいか
- どれくらいのリターンが得られるか
- いくらからできるか
- 取引できる時間帯はいつか
- 手数料はどのくらいかかるか
- インカムゲインが得られるか
大学生におすすめの投資
おすすめの投資としては、以下の3つが挙げられます。
- 投資信託
- 株式投資(1株取引)
- FX(レバレッジなし)
これらは大学生でも始めやすく、なおかつインカムゲインも得られるんですよね。
なお、おすすめする理由等については、大学生におすすめの投資は何?現役大学生かつ投資家が紹介!で述べているのでぜひご覧ください。
投資の始め方⑤:実際に売買する
投資商品を選び終えたら、実際に売買していきます。
具体的には、金額を指定したり、株数を指定したりすることで売買できます。
また、ボタン1つで売買できるところも多く、売買自体はとても簡単ですよ!
投資をするならぜひとも利用しておきたい制度
手順通りに行っていけば投資は始められますが、ぜひとも利用しておきたい制度があります。
それは、「非課税制度」という制度です。
このように、非課税制度は節税対策として非常に有効なので、投資をする際にはぜひとも利用しておきましょう。
なお、この制度を利用するのにお金はかかりません。
詳しくは、【絶対使っておけ!】非課税制度とは? 注意点から利用方法までも紹介!をご覧ください。
これから投資を始める大学生におすすめの取引スタイル
大学生におすすめの取引スタイルは、「長期投資」「積立投資」「分散投資」を組み合わせた「長期・積立・分散投資」です。
- 長期投資:頻繁に売買せず、長期間(10年や20年)に渡り保有しておく投資手法のこと
- 積立投資:自分で決めたタイミング(毎月27日など)で、一定の金額を積み立てていく投資手法のこと
- 分散投資:1つの銘柄に集中させるのではなく、さまざまな銘柄に分散させる投資手法のこと
このスタイルで取引することで、リスクを抑えられたり、負ける確率も小さくなります。
その根拠については、以下の図をご覧ください。
引用元:SMBC日興証券 資産形成に効果的な「長期・積立・分散」投資とは
※6資産というのは、国内株式・国内債券・先進国株式・先進国債券・新興国株式・新興国債券です。
このように、最終的にはリスクを抑えられ、リターンも非常に大きくなっていることが分かるかと思います。
なので、これから始める大学生は、まずはこの取引スタイルを基本としてみてください。
そして、だんだん慣れてきたらデイトレードなどにも挑戦するといいでしょう。
大学生が投資をするなら気を付けておきたいこと
最後に、投資をするなら気を付けておきたいことについて紹介していきます。
そのこととは、以下の通りです。
- 確定申告をしなければいけない場合には、きちんと確定申告をする
- のめりこみすぎないようにする
- 学業に支障をきたさないようにする
- お金を借りてまでしないようにする
- 「絶対儲かる」といった言葉に惑わされないようにする
これらをきちんと考慮した上で、投資を行うようにしましょう。
大学生の投資の始め方まとめ
さて、本記事では、大学生の投資の始め方について詳しく解説していきました。
始め方について忘れてしまった方もいらっしゃるかと思うので、もう一度流れについて確認しておきましょう。
- どの証券会社にするか決める
- 決めた証券会社の口座を開設する
- 開設した口座に入金する
- 投資商品を選ぶ
- 実際に売買する
この流れにもあるように、まずはじめに行うのは、「どの証券会社にするか決めること」です。
なので、先に述べた証券会社選びのポイントや、おすすめの証券会社を参考に、自分にピッタリな証券会社を見つけてみましょう!
- 手数料が安いかどうか
- 取引したい投資商品を取り扱っているか
- スマホに対応しているか
- 取引しやすいかどうか
- 口座開設は簡単かどうか