大学生のあなたは今、投資に対して次のように思っていませんか?
大損してしまいそう…
借金してしまうかも…
そんな風に投資を危険なものだと思っているあなたに向けて、この記事では、大学生で投資をするのは危険ではないことを説明していきます。
では、早速みていきましょう!
目次
大学生での投資は危険なのか←正しく行えば危険ではない
冒頭でも言いましたが、あなたは今、投資に対して以下のようなイメージを抱いていると思います。
借金してしまう…
破産してしまう…
大暴落するかもしれない…
実は、正しく行えさえすれば、そのような危険性はありません。
逆に、自分が持っているお金のすべてを投資に充てたり、お金を借りてまで投資を行うと、借金をしてしまったり、破産してしまったりするのです。
例えば、所持金50万円で、1株10万円のものをお金を50万円借りて、10株分購入したとします。
その後、1株3万円になったとしたら、3万円/株×10株=30万円となりますよね。
すると、損失が70万円となり、所持金50万円よりも大きな損となります。
このように、お金を借りてまですると、所持金がマイナスとなり、借金となることがわかるかと思います。
一方で、自分が持っている範囲の金額で取引を行えば、借金することも、破産することもありません。
例えば、1株1万円のものを10株分購入したとします。
その後、1株0円になったとしても、0円/株×10株=0円となりますよね。
このように、最低0円になるだけで、マイナスとなることはありません。
実際に、僕自身投資をしていますが、借金なんてしていませんし、むしろプラスになっています。
また、「正しく行う」というのは、後に述べる「安全性を高めるためにすべきこと」をすべて行うということです。
気になる人は、「安全性を高めるためにすべきこと」まで飛ばしてもらってかまいません。
むしろ、やっておくといいことがある

「やっておくといいことがある」というのは、以下のようなことです。
- 経済に詳しくなる
- お金に関する知識が増える
それぞれ詳しく解説していきますね。
メリット1:経済に詳しくなる
投資をしていると、次のようなことが気になります。
「価格が上昇した時には、なんで上がったんだろう」
「価格が下落した時には、なんで下がったんだろう」
自分のお金をかけていることもあり、余計に気になるんですよね。
それで、調べるようになり、その過程でどんどん経済に詳しくなっていきます。
実際に、ビットコインの価格が上昇したときに、なぜ上昇したか調べると、「エルサルバドルという国がビットコインを法定通貨にした」というニュースがありました。
それでもって、「エルサルバドル」についてもっと知りたいという気持ちになったんですよね。
投資をしていなかったら、この「エルサドルバドル」という国を聞きもしなかったと思います。
このように、投資をやっておくことで、経済に詳しくなります。
メリット2:お金に関する知識が増える
投資をする過程で、以下のことを考えるようになりました。
「どうしたら投資に充てられる金額を増やせるか」
「損を抑えるにはどうしたらいいか」
「投資で得た利益に対する税金はどうしたらいいのか」
そういうことを考えるうちに、お金に関する知識が勝手に増えていったんですよね。
この、お金に関する知識は国民全員が学んでおいたほうがいいことであり、数学や理科とは違い、一生使えるものです。
ですから、知識を増やすためにもやっておくといいでしょう。
とは言え、リスクがあるのも事実

正しく行えば危険ではありませんが、当然リスクもあります。
どのようなリスクかというと、以下のようなリスクです。
- 価格変動リスク
- 為替変動リスク
- 金利変動リスク
- 信用リスク
- 流動性リスク
- カントリーリスク
それぞれの意味は以下の通り。
価格変動リスク | 価格の変動により、投資に充てた金額よりも減ってしまう可能性があるというリスク |
為替変動リスク | 為替の変動により、換金時(例えばドルから円)に損失が発生してしまう可能性があるというリスク |
金利変動リスク | 金利の変動により、債券の価格が変動してしまうというリスク |
信用リスク | 株や債券を発行する国や企業の財政が悪化することにより、投資したお金が返ってこなくなる可能性があるというリスク |
流動性リスク | ある商品における出来高(ある期間中にどれくらいの取引がされたかを表す量)が極端に少なくなることにより、売りたい時に売れなくなるというリスク |
カントリーリスク | 投資先の国や地域の政治・経済状況が悪化することにより、価格が大きく変動するというリスク |
このようなリスクを知り、再び「投資は危険ものである」というイメージがついたかもしれませんが、実は貯金しているだけでもリスクはあります。
それは、「インフレ」というリスクです。
だからこそ、貯金しているだけでもリスクがあるのです。
逆に、危険性が高まる行為

「投資をするのは危険ではない」と言いましたが、以下のような行為をすると、当然危険性は高まります。
- 所持金を全額ベットする
- お金を借りてする
- 他人の言われるがままに投資をする
- 運任せにする
- 100%儲かると言われた商品を購入する
それぞれ詳しく説明していきますね。
①所持金を全額ベットする
投資は最悪の場合、価格が0円になってしまうことがあります。
そこで所持金を全額ベットしてしまうと、所持金が0円になってしまいます。
それでもって、生活できなくなってしまうんですよね。
それではあまりにも危険ということが分かるかと思います。
②お金を借りてする
先ほども述べたように、お金を借りてまでやってしまうと、価格が下落したときに、借りた分多くマイナスになってしまいます。
すると、最悪の場合は0円より下回り、借金となります。
それだと危険ですよね。
だからこそ、お金を借りてではなく自分のお金で行うのです。
③他人の言われるがままに投資をする
他人の言われるがままにやってしまうと、ぼったくり商品を買わされたりします。
ここで言うぼったくり商品というのは、「価格が下落し続けていて大して利益が発生しないのに、手数料がムダに高い商品などのこと」です。
このようなぼったくり商品を買わされないようにするためにも、自分でしっかり勉強しましょう。
④運任せにする
運任せにしてしまうと、ギャンブルになってしまいます。
それでは投資とは言えません。
投資とは本来、将来的に価値が見込めるものの支援をしてあげることです。
なので、下調べをしっかりし、「将来性がきちんとある」と思ったものを取引しましょう。
⑤100%儲かると言われた商品を購入する
先に言っておきますが、この世には100%儲かるものはありません。
100%儲かっていたら、今頃みんなお金持ちです。
なので、100%儲かる言われたら、100%詐欺だと思ってください。
また、そういうものは購入せず、証券会社にある商品を購入しましょう。
安全性を高めるためにすべきこと

反対に、安全性を高めるためにすべきことを紹介していきます。
そのすべきこととは以下の通りです。
- 余剰資金で行う
- お金を借りてまでしない
- 目的をもって取引をする
- 自分で考えて取引をする
- 運任せにしない
- 長期的に運用する
- 毎月積み立てて投資する
- 分散して投資する
それぞれ詳しく解説していきますね。
①余剰資金で行う
余剰資金というのは、この先当分使わないだろうという金額です。
その金額で行えば、最悪0円になっても、生活にはあまり影響しません。
その分、投資で得られる利益は小さくなりますが、安全性を高めるためには非常に重要なので、しっかり行っておきましょう。
②お金を借りてまでしない
先ほども言ったように、お金を借りてしてしまうと、借金となる場合があります。
それでは生活できなくなってしまうんですよね。
なので、あくまでも自分が持っているお金の範囲で投資をしましょう。
③目的をもって取引をする
目的を持たない投資は、いきなり知らない街に放り出されて、ここがどこか分からない状態になっているようなものです。
それだと資金管理がうまくならず、損する確率が高くなってしまうんですよね。
ですから、「投資で何をしたいのか」「いつまでにどのくらいの利益が欲しいのか」などを考えましょう。
④自分で考えて取引をする
他の人の意見を参考にするのはいいですが、最後は自分で考えて取引をしましょう。
そもそも、人によって資金や取り得るリスクは異なります。
そこで同じようにしてしまうと、その人よりリスクが大きくなったりするんですよね。
なので、自分の頭で考えて、自分に合った取引をしましょう。
⑤運任せにしない
繰り返しになりますが、運任せとしてしまうと、ギャンブルとなってしまいます。
それでは安全性が高まるとは言えません。
このように運任せにせず、必ず「将来こうなるから、この商品の価格は上がる」などという根拠をもって取引しましょう。
⑥長期的に運用する
長い期間運用することで、リスクを減らすことができます。
引用元:MOEY TIMES 樋口壮一
このように、リスクを減らせることがわかるかと思います。
長期的に運用するのはなかなか難しいですが、きちんと行いましょう。
⑦毎月積み立てて投資する
「毎月〇万円投資する」というように、毎月積み立てて投資をすることでも、リスクを抑えらます。
そこには、「ドル・コスト平均法」という考えがあります。
このように、株価に一喜一憂せず、毎月積み立てていきましょう。
⑧分散して投資する
また、あらゆる国や企業に分散して投資をすることでも安全性が高められます。
それはどういうことでしょうか。
それには「卵は1つのカゴに盛るな」という考えがあります。
このように、複数のカゴを用意する=あらゆる国や企業に分散することで、安全性が高まるのです。
比較的安全な投資

さて、ここでは数ある投資の中でも比較的安全な投資を紹介していきます。
ここで言う安全な投資というのは、リスクが小さい投資のことです。
その分リターンも小さくなりますが、安全を重視するなら仕方ありません。
比較的安全な投資というのは、以下の3つです。
- 個人向け国債
- 投資信託
- IPO投資
では、それぞれ説明していきますね。
1.個人向け国債
債券とは、国や地方次自体、企業などが投資家から資金を貸りるために発行する商品を購入して、その分の利子を受け取るもののことです。
そして、個人向け国債とは、その債券が個人向けに発行されたものを言います。
では、なぜ個人向け国債が安全なのでしょうか。
それは、個人向け国債というのは預金の延長線上にあり、満期まで持っておくと額面金額が戻ってくるからです。
このように、額面金額が戻ってくる(ある意味元本保証のようなもの)ので、比較的安全と言えます。
2.投資信託
投資信託とは、自分たちが売買するものではなく、投資のプロにお任せする投資のことです。
また、投資信託にはいろんな商品が詰め合わさっているので、勝手に分散していることになるんですよね。
このように、「投資のプロが運用している」「勝手に分散していることになる」からこそ、比較的安全な投資なのです。
3.IPO投資
IPO投資とは、上昇する前の株を購入して、一般的に上場したその日に売る投資のことを言います。
そのIPO投資が比較的安全なのは、利益が得られる確率が非常に高いのにもかかわらず、抽選に外れた場合でも返金されるからです。
しかし、購入するには抽選に当選する必要があるので、誰しも必ず購入できるとは限りません。
まとめ:大学生で投資をするのは、正しく行えば危険ではない!
では、本記事で紹介した内容をまとめていきましょう!
- 大学生の投資は、正しく行えば危険ではない
- 投資をやっておくと、いいことがある
- リスクがあるのも当然である
- 全額ベットなどをすると、危険性は高まる
- 安全性は高められる
そして、比較的安全な投資は以下の3つでしたね。
- 個人向け国債
- 投資信託
- IPO投資
この記事を読み、投資をやってみようと思った方は、まずはこれらの投資からやってみてください!
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