あなたは今、投資に対して次のように感じていませんか?
聞いたところでは損している人が多いから、何だか怖い…
全財産を失うかも…
借金してしまうかも…
恐らく、この記事を読もうとしているからには、そんな風に感じていると思います。
本記事ではそのイメージを払拭すべく、投資は怖いものではないと言える4個の理由について徹底的に説明していきます。
もう投資は怖いとは言わせません!
なぜ投資を怖いものだと思うのか
まず最初に、なぜ投資は怖いのか・投資のイメージを明確にしていきましょう。
恐らく、みなさんはこう感じていると思います。
- 難しい
- 借金してしまう
- 失敗したとよく聞く
- お金持ちがやるもの
- 一般人がやっても損するだけ
- ずっとパソコンの前にいないといけない
- リーマンショックみたいなことが起きたら、全財産を失ってしまう
これらは、投資についてよく知らないからこそ出てきます。
「よく知らないから怖い」ということは一般的にも言えます。
例えば、知らない人と話すときです。
知らない人と話すのは何だか怖いですよね。
しかし、その人のことを「どこの学校に在学中なのか?」「誰と友達なのか?」というように、よく知ってから話すのは怖くないかと思います。
そのような感じです。
投資は怖いものではないと言える理由
ここで、本題である、「投資は怖いものではないと言える理由」について説明していきます。
その理由とは、以下の4つです。
- リスクはコントロールできるから
- 正しく行えば全財産を失うことはないから
- 損する確率を確実に低くすることができるから
- レバレッジを掛けたりしなければ、借金することはないから
では、それぞれ説明していきますね。
リスクはコントロールできるから
投資をよく知らない人は、投資のリスクをコントロールすることができないと思っている人が多いです。
それでもって怖いと感じます。
しかし、実際は、投資はリスクを大きくしたり小さくしたりできるのです。
リスクを大きくするには、みなさんもご存じのように、全額つっこむこと。
株価が上がるか下がるかもわからない投資に全額つっこむなんて、ハラハラドキドキっ!
なんてことはさておき、それではリスクが大きすぎます。
逆に小さくするには、余剰資金で行うことです。
余剰資金とは、これから生活していく上でほとんど使わない資金のことです。
このように余剰資金で行うことで、万が一株価が下がり続けても、減るのは余剰資金分だけになり、全財産がなくなることはありません。
このように、リスクを小さくできることからこそ、投資は怖いものではなくなります。
正しく行えば全財産を失うことはないから
ここで、「正しく行う」というのは、「リスクを分散すること」。
そして、「リスクを分散すること」とは、「いろんな会社に投資すること」と「時間を分散すること」です。
これを分散投資と言います。
このように分散投資をすることで、たとえ一つの会社が倒産しても、他の会社は倒産していませんから、他の会社でカバーすることができます。
また、株価が急激に下落しても時間が分散されていますから、被害はある時間帯に投資した一部だけになります。
ここで、『卵は一つのカゴに盛るな』という言葉があります。
その言葉の意味は、
『卵を一つのカゴだけに盛ると、万が一そのカゴが倒れたら、盛った卵が全部割れてしまう。
しかし、一つのカゴではなく、複数のカゴに盛っておくことで、たとえ一つのカゴが倒れても、割れる卵は少なくなる』
ということです。
ここで、投資に関して訳してみると、
『一つの会社だけに投資すると、万が一その会社が倒産したら、投資した金額はすべて持っていかれる。
しかし、一つの会社ではなく、複数の会社に投資しておくことで、たとえ一つの会社が倒産しても、持っていかれる金額は少なくなる』
というようになります。
このように、分散投資をすることで、全財産を失うことはなくなるからこそ、投資は怖いものではないと言えます。
損をする確率を確実に低くすることができるから
損する確率を確実に低くすることができるのは、毎月一定の額で投資し、めったに売らないようにしておくことです。
この手法を長期積立投資と言います。
短期間で売ってしまうと、全体的に株価が下がった時にカバーできません。
しかし、長期積立投資を行うことで、万が一全体的に株価が下がったとしても、逆に安く買うことができ、長期的にみれば損を抑えられます。
その理由はドルコスト平均法で説明できます。
以下のグラフをご覧ください。
ここで、1月から毎月1万円投資するとします。
1月の株価の値段が1,000円ですから、1万円で買えるのは、10株。
2月の株価の値段が400円ですから、1万円で買えるのは、25株。
3月の株価の値段が800円ですから、1万円で買えるのは、12.5株。
ここで、3月時点で持っている株を3月に売るとすると、金額は(10+25+12.5)株×800円/株=38,000円になります。
合計3万円投資したので、38,000円ー30,000円=8,000円の利益となります。
トータルで1,000円から800円に株価が下がっていますが、毎月一定の額で投資をすると損は抑えられ、逆に利益が出ましたよね。
これが、ドルコスト平均法です。
このように、ドルコスト平均法を用いることで、損をする確率が確実に低くなります。
ただし、完全になくなるわけではありません。
しかし、株式市場は全体的に株価の上げ下げを繰り返しますから、損をする確率は確実に低くなります。
レバレッジを掛けたりしなければ、借金することはないから
借金をする可能性がある投資は、FXや信用取引です。
どちらも、自分の持っているお金以上に取引したり、お金を借りて取引をする投資方法となっています。
このように、自分の持っているお金に何倍か掛けて取引することができることを「レバレッジをかける」と言います。
このレバレッジをかけるからこそ、株価が下落すると倍以上に損をし、借金をしてしまうのです。
ここで、例を示します。
元が1万円だとしましょう。
レバレッジが5倍だと、取引額は10,000円×5で50,000円となります。
そして、株価が5,000円だとします。
50,000円だと10株買える計算になりますよね。
そして、株価が3,000円になり、それで売るとします。
そうすると、10株×3,000円/株=30,000円になります。
最初の投資額が5万円でしたから、5万円ー3万円=2万円のマイナスです。
これは、レバレッジを掛ける前の元の1万円を超えていますよね。
それで、1万円の借金になります。
一方、FXや信用取引以外の株取引は、レバレッジが1倍すなわち自分が持っている現金そのままで取引をします。
1倍ですから、借金をすることはありません。
というのも、株価はマイナスになることはないからです。
たとえば、株取引の金額が1万円だとします。
株価が1,000円/株だとすると、10株買える計算になります。
そこで、たとえ株価が1,000円から1円になったとしても、借金にならないことはわかりますか?
というのも、10株×1円/株=10円となるからです。
このように、株価は最低でも0円なので、レバレッジを掛けていなければ借金になることはありません。
宝くじも投資と変わらない!?
宝くじも投資と変わりません。
むしろ投資よりも損しやすいと言えます。
知ってましたか?宝くじも損しているのですよ。
たとえば宝くじをバラ10枚買うとすると、当選確率は以下のようになります。
当せん金の合計が購入金額(3,000円)以上になる確率は約11%です。
引用:マネーの達人
このように、ほとんど損をしてしまいます。
これだと、投資しているのと変わらないと思いませんか?
買った瞬間に、買った値段より低くなっているんですよ。
投資は大損するって?
いやいや、宝くじとかだと一個も当たらずに0円なんてしょっちゅうありますよね?
もちろん、10枚購入すれば絶対に300円は当たりますが、それでも当たったのはその300円だけだったことが多いと思います。
3,000円から300円の損失2,700円ですよ?
これは大損だと思いませんか?
投資なんて株価が0になることはめったありませんし、まして3,000円から300円になるような下がり方は世界的な金融危機ぐらいですよ。
だから、宝くじは投資と変わりませんし、むしろ宝くじのほうが損しやすいのです。
しかも、投資は下がってもまた上がっていきますが、宝くじは買った時点で決まっているので、なおさらです。
まとめ
いろいろな言葉が出てきたと思いますが、要するにリスクや損を抑えることができるからこそ、投資は怖くないということです。
また、投資に関する正しい知識が身に付き、少しは怖いものではなくなったのではないかと思います。
もちろん、あなたに投資をすすめたいわけではありません。
あくまで、投資は怖くないと伝えたいだけです。
ボタンをポチッ!