「投資信託はほったらかしてもいい」ってよく聞くけど、本当にそうなの?
ほったらかしで儲けるなんて、そんな甘い話はないよな…
非常に疑わしいから、実際にやってみた立場から教えて!
このような悩みに応えるべく、投資信託を完全にほったらかしているこの「とうシカ」が投資信託のほったらかしについて徹底解説していきます!
結論から言うと、投資信託はほったらかしていてもちゃんと増えてくれます。
むしろ、ほったらかすほうがいいです。
このことはデータだけではなくちゃんと自分でやってみた上で語っていますから、ぜひ最後までご覧ください。
- 投資信託を完全にほったらかしてみた結果
- 他の人のほったらかしてみた結果
- 「投資信託はほったらかしてもいい」と言われる所以
- ほったらかすのにおすすめの銘柄
- ほったらかすならどの方法がいいか
- ほったらかすメリットとデメリット
- 投資信託をおすすめする人とおすすめしない人
- ほったらかす際のマインド
- ほったらかしにおすすめの証券会社
- ほったらかしている間は税金事情
- ほったらかす際の注意点
- ほったらかしていた投資信託の売り時
投資信託を1年間完全にほったらかしてみた結果
投資信託を1年間完全にほったらかしてみたところ、以下のようになりました。
このように、+1,141円で+8.15%となりました。
また、最高は+14.11%で、マイナスになったのもたったの数回です。
ですので、完全にほったらかしていても利益は発生しますよ!
他の人のほったらかしてみた結果
僕の結果だけではまだまだ信じがたいと思うので、他の人の結果も紹介します。
Hideさん
「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」「SBI・V・S&P500インデックスファンド」「楽天・全世界株式インデックスファンド」に4年間積み立ててほったらかすと、+9.56%となったらしいです。
詳細はこちらから。
きょまさん
「楽天・全米株式インデックスファンド」「ニッセイ外国株式インデックスファンド」「eMAXISSlimバランス(8資産均等型)」に2年と5ヶ月間積み立ててほったらかすと、+19.36%となったみたいです。
詳細はこちらから。
このように、他の人でも増えていたことから、投資信託はほったらかしていても大丈夫ですよ!
「投資信託はほったらかしてもいい」と言われる理由
投資信託はよく「ほったらかしてもいい」と言われています。
そのように言われるのは、以下の理由があるためです。
- 投資のプロが運用してくれるから
- リスクが小さくなっているから
では、それぞれ説明していきますね。
投資のプロが運用してくれるから
投資信託は投資のプロ(ファンドマネージャー)が銘柄選定や銘柄分析、リバランス等をすべて行ってくれています。
自分たちが行うのは、いつ手放すかだけ。
それは子供を保育園に預けるようなものですね。
保育園は基本放っておいても、保育士がちゃんと見てくれるわけです。
一方で、自分でするとなると、日々チェックしておかないとなかなか利益を上げられませんし、損する確率も上がります。
その点、投資信託は代わりにやってくれますから、ほったらかしてもいいと言われるのです。
リスクが小さくなっているから
投資信託は、あらかじめ数十から数百のさまざまな銘柄に分散されています。
だからこそ、ほったらかしていて、たとえ1つの銘柄が暴落したとしても他の銘柄でカバーできるようになっているのです。
しかし、今にも倒産しそうな銘柄をほったらかしていれば、「いつの間にか価値がゼロになっていた」という状況になりかねません。
そういったことが基本的に起きないからこそ、ほったらかしても大丈夫と言われています。
投資信託をほったらかすメリットとデメリット
投資信託をほったらかすことでさまざまなメリットが得られますが、デメリットも当然あります。
そのメリットとデメリットとしては、以下の通りです。
- メリット①:日々の値動きに一喜一憂しなくてよくなる
- メリット②:他のことに集中できる
- デメリット①:チャンスを逃しやすくなる
- デメリット②:投資をしている感覚を味わいにくい
では、それぞれ見ていきましょう。
メリット①:日々の値動きに一喜一憂しなくてよくなる
株価などを日々チェックしていると、上がったときにはうれしくなりますが、下がったときには非常に精神がやられます。
そしてそれがストレスの原因になりやすいんですよね。
しかし、ほったらかしていれば一喜一憂しなくなりますから、ストレスを抱えなくてよくなります。
つまり、快適に過ごせるわけです。
メリット②:他のことに集中できる
ほったらかさないでいると、ついつい株価が気になってしまいます。
実際に以前デモトレードをやっていましたが、数分ごとに株価が気になり、他のことに集中できなくなっていました。
しかし、ほったらかしていれば株価は気になることはないので、他のことに集中できるんですよね。
そういったことがメリットです。
デメリット①:チャンスを逃しやすくなる
株価を日々チェックしない分、大きく値上がりしているところで利益をつかみにくい事態が発生します。
そのため、日々チェックしている人と比べれば、それは当然チャンスを得にくいわけです。
大きなチャンスを狙っていきたいのであれば、日々チェックしておきましょう。
デメリット②:投資をしている感覚を味わいにくい
ほったらかす分、どうしても味わいにくくなってしまいます。
現に僕も「投資をしているな~」と身に染みて感じていません。
もし感覚を味わいたいのであれば、個別株を取り入れてみるのがおすすめ!
あなたはどっち?そもそも投資信託に向いている人・向いていない人
投資信託に向いている人というのは、以下のような人です。
- ほったらかしたい人
- めんどくさがり屋の人
- 株価等を見ている時間がない人
- リスクを抑えたい人
- 自分では投資できない投資先に投資したい人
- 少額でさまざまな銘柄に分散させたい人
ずぼらな人や、投資を始めてやる人に向いている印象ですね。
一方の向いていない人とは以下のような人です。
- リターンを大きくしたい人
- 自分で投資先を決めたい人
- 銘柄分析をしたりするのが好きな人
- 投資をしている感覚を味わいたい人
- 応援したい企業がある人
これらに当てはまる人は投資信託よりも株式やFX、仮想通貨投資がおすすめ!
投資信託をほったらかすのにおすすめの銘柄3選
投資信託をほったらかしてもいいことは分かったけど、どの銘柄を選べばいいか分からないですよね。
そこで、おすすめの銘柄を紹介していきます。
- eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXISSlim米国株式(S&P500)
- eMAXIS NASDAQ100インデックス
これらは将来性や値上がり率が高くなっているので、おすすめですよ!
eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
オール・カントリーとは、三菱UFJ国際投信が運用している「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動する投資成績を目指した投資信託です。
全世界株式というように、日本を含む先進国と新興国のあらゆる国々に分散させた投資信託となっています。
そのため、これ1本で全世界の株式に投資していることになりますよ!
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
販売手数料 | なし |
信託報酬 | 0.1144% |
信託財産留保額 | なし |
分配金 | なし |
全世界の株式ですから、大きな下落は生じにくくなっています。
また、世界の株式の価格は上がっていく傾向にもありますから、ほったらかすのに一番うってつけ!
eMAXISSlim米国株式(S&P500)
eMAXISSlim米国株式とは、三菱UFJ国際投信が運用している、アメリカの代表的な指数である「S&P500」に連動する投資成績を目指した投資信託です。
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
販売手数料 | なし |
信託報酬 | 0.0968% |
信託財産留保額 | なし |
分配金 | なし |
今や世界のトップを走るアメリカの中でも上位の500銘柄に分散されています。
そのため、リスクを抑えつつもそれなりの利益を狙いたい人におすすめです。
eMAXIS NASDAQ100インデックス
ナスダック100とは、ナスダック市場に上場する時価総額上位100銘柄で構成される株価指数の「NASDAQ100」に連動する投資成績を目指した投資信託です。
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
販売手数料 | なし |
信託報酬 | 0.440% |
信託財産留保額 | なし |
分配金 | なし |
投資信託としてはS&P500のほうが有名ですが、実はナスダック100のほうがパフォーマンスは良いんですよね。
試しに、以下をご覧ください。
このように、S&P500よりもNASDAQ100のほうがパフォーマンスが大きいことが分かるかと思います。
ですので、ほったらかしつつ、しっかりと利益を狙いたい人におすすめ!
ほったらかすなら「つみたてNISA」で毎月積み立てよ
ただほったらかすのは非常にもったいないですし、税金面で損をしてしまいます。
そうならないためにも「つみたてNISA」を利用して、淡々と積み立てていきましょう。
そうすることで、リスクを抑えられ、なおかつ税金も抑えられます。
リスクを抑えられるのは、ドルコスト平均法の効果が効くため。
税金を抑えられるのは、年間40万円までの投資額に対する税金が非課税となるため。
なので、ただほったらかすのではなく、「つみたてNISA」で毎月積み立てていきましょう。
暴落に備えよ!投資信託をほったらかす際のマインド
いくらリスクが小さいからといって、暴落の場面に遭遇しないということはありません。
誰しも一度は経験します。
そこで退場してしまえば非常にもったいないので、マインドを伝授しておきます。
そのマインドとは、以下の通りです。
- 下落しないものはないと捉える
- そもそも期待しない
では、1つずつ見ていきましょう。
下落しないものはないと捉える
株の世界では、ずっと値上がりし続けているものはありません。
必ず一度は下落を経験しています。
だからこそ、「下落しないものなんてない」と最初から捉えてみてください。
すると、下落相場に遭遇したとしても、「あぁ、また来たか」と冷静に対処できます。
なおかつ気持ちも落ち着かせることができるので、おすすめですよ!
そもそも期待しない
期待するからこそ、うまくいかなかったときに余計に手放したくなったり、やめたくなったりします。
しかし、最初から期待しなければ、結果がいまいちだったとしても、「まぁこんなものか」という風に捉えることができるんですよね。
ストレスを抱えることもなくなりますから、ぜひ試してみてください。
投資信託のほったらかしにおすすめの証券会社
ポイントの貯まりやすさで選んだところ、以下の証券会社が挙げられました。
それぞれ見ていきましょう。
SBI証券
SBI証券とは、住信SBIネット銀行やSBI損保などでもおなじみのSBIホールディングスのグループ会社です。
SBIネオモバイル証券とSBIネオトレード証券を含めた口座開設数が840万口座と、日本を代表する証券会社ですね。
そんなSBI証券では、以下の割合でポイントが付与されます。
購入時 | 積立の買付金額を「三井住友カード」のクレジットカード決済で支払うと最大で2.0%のVポイントが付与 |
保有時 | 通常銘柄で最大0.2%、SBIプレミアムチョイス銘柄で最大0.25%のT・Ponta・dポイントが付与 |
この還元率は、数ある証券会社の中でも高くなっています。
ですので、より多く貯めたい人や、Tポイントやdポイントを貯めたい人におすすめ!
楽天証券
楽天証券とは、楽天カード株式会社の100%出資社であり、最近では800万口座を突破し、今勢いのある証券会社となっています。
そんな楽天証券では、以下の割合でポイントが付与されますよ!
購入時 | 積立の買付金額を「楽天カード」のクレジットカード決済で支払うと最大で1.0%の楽天ポイントが付与 楽天キャッシュに楽天カードでチャージし、楽天キャッシュで買付金額を決済すると最大で1.0%の楽天ポイントが付与 |
保有時 | 月末時点での投資信託の残高が、ある基準残高にはじめて達成した際に10~500ポイントが付与 |
特に、楽天経済圏に入っていて、楽天ポイントを貯めたい人におすすめ!
auカブコム証券
auカブコム証券とは、KDDIと三菱UFJフィナンシャル・グループがタッグを組んだ証券会社です。
au回線の人には非常におすすめできる証券会社ですね。
そんなauカブコム証券では、以下の割合でポイントが付与されます。
購入時 | 「au PAYカード」のクレジットカード決済で支払うと1.0%のPontaポイントが付与 |
保有時 | auの投資信託で最大0.10%、通常の投資信託で最大0.24%のPontaポイントが付与 |
中でも、au回線の人でPontaポイントを貯めたい人におすすめ!
投資信託をほったらかしている間は税金はかかる?かからない?
分配金が出ない投資信託であれば、売却して利益が発生しない限り税金は発生しません。
分配金が出る投資信託であれば、1年間に得る分配金や売却益が20万円を超えると税金が発生してきます(給与収入が2,000万円以下の場合)
しかし、NISA制度を利用すれば、ある条件に基づいて税金はかからなくなります。
ぜひ利用しておいてください。
投資信託をほったらかす際の注意点
ほったらかしても利益は出るとは言いましたが、一切なにもせず完全にほったらかすのは危険です。
利益が出ていない投資信託を見極めるためにも、最低限、目論見書は確認しておきましょう。
でないと、一生値上がりせず下落し続ける銘柄を選ぶ可能性があります。
ほったらかしていた投資信託の売り時
ほったらかすのは良いものの、売り時に困りますよね。
そこで、以下を基準にするのがおすすめです。
- 目標金額に達したら
- まとまった金額が必要になったら
このような基準で売ることで、感情に左右されることなく売却することができますよ!
目標金額に達したら
目標金額に達したらというのは、「1万円を投資して、プラス1万円になったら売却するぞ」みたいなことです。
そうすることで、悩むことなく確実に売却することができます。
補足ですが、投資額と同じ金額の利益を得ると、あとはどんなに下落しても無敵の状態でいれるので、結構おすすめです。
まとまった金額が必要になったら
まとまった金額というのは、子供の学費や住宅購入の費用のこと。
その費用が必要になったら売却することで、迷うことなく売却することができます。
ただ、今後も上がり続けるとは限らないので、注意が必要です。
また、株でも何でも言えることですが、お金が必要になった際は遠慮なく売却していきましょう。
お金は使ってなんぼですからね。
まとめ:投資信託はほったらかすのが最適!
さて、本記事では、投資信託はほったらかしても大丈夫なのかを基準にいろいろと語っていきました!
改めて、本記事で述べた内容をおさらいしておきましょう。
- 投資信託はほったらかしていても、ちゃんと増えてくれる
- ほったらかしてもいいと言われるのは、投資のプロが運用してくれたり、リスクが小さくなっていたりするから
- ほったらかすと株価にいちいち一喜一憂しなくてもよくなるが、その分チャンスを逃しやすくなる
- 投資信託に向いているのは、日々忙しかったり、めんどくさがり屋だったりする人
- 一方の向いていないのは、リターンを大きくしたり、投資をしている感覚を味わいたい人
- おすすめの銘柄は、「eMAXISSlim全世界株式」「eMAXISSlim米国株式」「eMAXIS NASDAQ100インデックス」
- 下落相場に備えるために、下落しないものはないと捉えたり、期待しないでいることが大事
- おすすめの証券会社は、「SBI証券」「楽天証券」「auカブコム証券」
- 完全にほったらかすのは危険だから、最低限「目論見書」は確認しておく
- ほったらかしていた投資信託の売り時は、目標金額に達したり、まとまった金額が必要になったら
このように、投資信託はほったらかしていてもちゃんと増えてくれるということでした。
ですから、完全初心者でも安心して利益が得られますよ!(※絶対ではありません)
ただし、完全にほったらかすのは避けておきましょうね。
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