【貯金だけではダメ?】資産形成の必要性をさまざまな視点から解説!

「貯蓄から資産形成へ」などという言葉をよく耳にするになり、以下のように思ったことはないでしょうか?

資産形成は本当に必要なの?
貯金だけではダメなの?
企業で働くだけではダメなの?

そんな悩みを解決すべく、この記事では、資産形成の必要性について日本社会のさまざまな視点から徹底的に解説していきます!

本記事を読み、きっとあなたも資産形成が必要だということに気が付くことでしょう。

資産形成とは

まず、資産形成の意味について確認しておきましょう。

資産形成とは、将来に備えるために、若いうちから貯蓄や投資、副業等を行い、自分の資産を増やしていくことです。

ここで注意してほしいのが、「投資だけで増やすのではない」ということ。

投資だけでなく、貯蓄や節約、副業などのお金に関するさまざまなことを行い、増やしていく。
それが資産形成です。

また、将来が安定しやすくなることから、早く始めるのがポイント!

資産形成の必要性

ここで、本題である「資産形成の必要性」について解説していきます。

先に結論を述べると、資産形成が必要な理由は以下の通りです。

  • 少子高齢化
  • 税金の増加
  • 給与水準の減少
  • 経済成長率の減少
  • インフレ
  • 定年制の廃止
  • 低金利
  • 年金受給額の減少
  • 寿命の増加
  • 退職金の減少
  • 政府の後押し

では、それぞれ詳しく解説していきますね。

少子高齢化

引用元:公益社団法人 日本産婦人科医会

上の画像にも示すように、日本は現在、「子供の数が少なく、高齢者の数が多い」という少子高齢化にあります

今後もさらにこの傾向が強くなることでしょう。

そうなると、高齢者一人当たりの支える人が少なくなることから、支える人一人あたりの医療費や介護費などの社会保障費を負担する額が大きくなります

支える人の給与が増加すればなんともないですが、どうもそう簡単にはいきません。
なので、資産を増やしていく必要があります。

税金の増加

引用元:財務省「消費税率引き上げについて」

上の画像のように、所得税や法人税はピーク時に比べると減少しているものの、消費税は増加しているかと思います。

そうなると、今までの給与額では当然負担する額が大きくなってしまいますよね。

そこで、資金を増やし、少しでも増税分を賄うことが重要なのです。

給与水準の減少

引用元:FPコンサルオフィス株式会社「民間給与の実態を見てみましょう」

日本の給与水準は、近年は上昇傾向にはあるものの、ピーク時に比べると減少しています。

そのように給与水準が減少してしまうと、社会保障費や税金の負担がより大きくなるんですよね。

だからこそ、資産形成をし、新たな財源を確保する必要があるのです。

経済成長率の減少

引用元:社会実情データ図録「図録▽経済成長率の推移(日本)」

上の画像にも示してある通り、日本経済の成長率は減少していて、近年では0%に近い値になっています。

0%に近いということは、日本の経済はほとんど成長していないということです。
それでは、当然給与も上がらないですよね。

それでもって、家計に大きなダメージとなります。
なので、会社に依存するのではなく、投資や副業で資産を増やしていくことが必要です。

インフレ

引用元:野村證券 「老後に直撃?「インフレ」は暮らしにどう影響するのか」

インフレとは、「物の価値が上がり、円の価値が下がること」です。

上の画像にも示してあるように、さまざまな物の価値が年々上がってきていることが分かるかと思います。

また、日銀は「インフレ率2%」という目標を掲げており、金利がたったの0.001%である貯金だけでは到底賄えません

しかし、投資であればインフレにも強く、平均リターンは3~4%ほどなので、十分に賄えます。

終身雇用制度の廃止

終身雇用とは、「正社員をある一つの企業で定年まで雇用し続ける制度」のことです。

その制度があることで、定年まで安定的に働くことができます。

しかし、トヨタ自動車の豊田社長も「終身雇用の維持は難しい」とおっしゃっていたように、最近では終身雇用制度の廃止の流れが見られます

そうなると、ある一つの企業だけに依存していくことは難しくなるんですよね。

そこで、解雇されてもダメージが出ないように、資産形成をしておく必要があります。

低金利

引用元:ガベージニュース「現在0.001%、かつては4.800%の時代も…郵便貯金の金利推移(最新)」

昔は貯金だけしておけばバンバン増える時代だったので、今の日本人は「貯金さえしておけばいい」という考えが根強いです。

しかし、上の画像にも示してあるように、今の時代はそうもいきません。
貯金だけしていても、全く増えないのが現状です。

だからこそ、貯金よりもリターンの大きい投資も取り入れていく必要があります。

年金受給額の減少

引用元:百五銀行「これからの時代、資産運用が必要な理由」

上の画像のように、国民年金は微量に増えているものの、厚生年金は減少傾向にあるかと思います。
これでは、ますます老後生活が困難となります。

別の言葉で言い換えれば、年金だけでは生活していけなくなる可能性があるということです。

また、今後さらに高齢者の数が多くなれば、支給開始年齢も伸びてしまう可能性があります

そのようなことを防ぐためにも、資産形成で資産を増やしていく必要があるのです。

寿命の増加

引用元:ウーマンズラボ「【2019発表】日本人の平均寿命の推移、男女別(1960〜2018)」

日本では、寿命が年々伸びており、女性の平均寿命は世界一位です。

そのように、長く生きれば生きるほど、それだけ老後に必要なお金は増えていきます

さらに、だんだんと体が衰えていくことから、長く働き続けるのは困難になります

なので、働かなくてもお金が入ってくるように、資産形成が必要というわけです。

退職金の減少

引用元:金融庁 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」

上の画像を見れば分かると思いますが、退職金は年々減っています。

そうなると、退職金と年金だけで暮らしていこうと思っても、足りなくなるんですよね。

会社だけに依存していては、これらの問題に対応しきれません。

ですから、会社だけでなく、他からも収入を得る仕組みが必要なのです。

政府の後押し

日本政府は、国民にもっと資産形成をしてもらおうと、以下のような投資における税金が非課税となる制度を提供しています。

・NISA
・つみたてNISA
・ジュニアNISA
・新NISA

このように、政府も後押ししているからこそ、「資産形成が必要であることが証明された」と言っても過言ではありません

非課税制度について詳しくは、【絶対使っておけ!】非課税制度とは? 注意点から利用方法までも紹介!をご覧ください。

資産形成のステップ

さてここで、以下のように思わなかったですか?

必要なのは分かったけど、次に何をすればいいの?

そんな悩みを解決すべく、ここでは資産形成のステップについて紹介していきます。

そのステップとは以下の通りです。

  • ステップ1:節約し、ムダな出費を抑える
  • ステップ2:仕事や副業で稼ぐ
  • ステップ3:投資で増やす
  • ステップ4:詐欺や税金から守る
  • ステップ5:ためになることに使う

それぞれのステップについて詳しくは、資産形成は何から始めればいい? その順番についても解説!をご覧ください。

まとめ:資産形成は今後ますます必要になっていく!

さて、本記事で紹介したことをまとめていきましょう。

資産形成が必要な理由としては、以下のものがありましたね。

  • 少子高齢化
  • 税金の増加
  • 給与水準の減少
  • 経済成長率の減少
  • インフレ
  • 定年制の廃止
  • 低金利
  • 年金受給額の減少
  • 寿命の増加
  • 退職金の減少
  • 政府の後押し

これらの傾向は、今後ますます顕著になってくることが予想されます

なので、必要だと気が付いたその瞬間から、早めに行動しておきましょう!

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