単元未満株を購入してみたいです。
でも、メリットやデメリットが分からず、買おうか迷っています…
また、買うか買わないかをはっきりさせたいです。
こんな自分に、単元未満株のメリットとデメリットを詳しく教えてください!
そのような悩みを解決すべく、本記事では、単元未満株を実際にやってる身から感じたメリットとデメリットを紹介していきます!
あなたは、単元未満株を買おうか迷っているということですが、結論から言うと買うのは全然アリですよ。
また、株式投資をやりたいけど、まとまった資金がない人にはすごくおすすめできます。
なので、気になっているならぜひともやってみてください!
単元未満株とは?-単元株との違い-
単元未満株とは、100株未満の株式のことを言います。
それに対して、100株以上の株式のことを「単元株」と言います。
通常、株式を購入するためには、100株分の資金が必要なんですよね。
たとえば、株価が1,000円であれば、1,000円×100で10万円が必要となります。
このように、通常は株価で購入できるわけではなく、株価を100倍した値段でないと購入ができません。
しかし、単元未満株では1株でも購入が可能になるので、株価が最低の購入代金となります。
単元未満株のメリット
ではさっそく、メリットから見ていきましょう。
そのメリットとは、以下の5つのことです。
- 少額からできる
- 分散投資がしやすい
- 配当金が得られる
- 損失を抑えられる
- 気軽に株式投資の練習ができる
では、それぞれ説明していきますね。
1:少額からできる
単元株では100株単位での購入ですから、購入するとなると、数万~数百万円を用意しないといけません。
しかし、単元未満株では、株価がそのまま購入代金となるので、数百円から数万円ほどしか用意しなくてもよくなります。
なので、まとまった資金がない人にはとてもうってつけですよ!
2:分散投資がしやすい
単元株は、数万円から数百万円を用意しないといけないということでした。
そのため、分散投資をするために10銘柄を購入するとなると、数十万円から数千万円が必要となることは分かるかと思います。
それだと、一般人にはキツイですよね。
一方の、単元未満株は数百~数万円ほどしか用意しなくていいことから、数千円から数十万円で済みます。
これだと、手軽に分散投資ができますよね。
3:配当金が得られる
単元未満株であっても、単元株のように配当金が得られます。
すなわち、不労所得が得られるようになるということです。
この配当金は何もしなくても得られるので、長期投資には非常におすすめ!
4:損失を抑えられる
少額からできるからこそ、損失も抑えられます。
具体的には、数百円や数千円程度で済むんですよね。
これが単元株だと、数万円や数十万円にまで膨れ上がってしまいます。
それだと精神的にキツくなることは分かるでしょう。
なので、損失が少ない単元未満株はメリットです。
5:気軽に株式投資の練習ができる
単元株で株式投資の練習をやろうとすると、何万や何十万円もかかってしまいます。
また、損失も大きくなってしまうことから、まともな練習ができません。
一方の単元未満株であれば、少額からできるので、練習をするのに最適です。
そういう点が、単元未満株のメリットですね。
単元未満株のデメリット
一方のデメリットについては、以下をご覧ください。
- 大きな利益が得られない
- 株主優待がほぼ受けられない
- 株主総会に出られない
- リアルタイムで取引できない場合が多い
- 取引時間が限られている場合が多い
- 取引できる銘柄が限られている場合が多い
- NISAに対応していない場合が多い
たくさんありますが、それぞれ見ていきましょう。
1:大きな利益が得られない
リスクが小さいからこそ、リターンも小さくなります。
要は、「リスクとリターンの関係」ですね。
また、金額で言えば、数千円や数万円ほどしか得られません。
もし大きな利益を得たいのであれば、単元株をおすすめしますよ!
2:株主優待がほぼ受けられない
株主優待は、基本的には100株から受けられるようになるので、100株未満の単元未満株ではそもそも受けられません。
テレビにも出演されている「桐谷さん」のような生活はできないということです。
ただ、単元未満株を購入していき100株となれば、どの銘柄も基本的には受けられるようになりますよ!
3:株主総会に出られない
株主総会についても、100株以上でないと出られないので、100株未満の単元未満株では出られません。
ただ、株主優待と同じく、100株となれば、どの銘柄も基本的には出られるようになりますよ!
4:リアルタイムで取引できない場合が多い
単元未満株では、値動きの最中での取引というのが、基本的にできなくなっています。
それでもって、買いたい値段や売りたい値段で売ったり買ったりできない事態が発生するんですよね。
率直に言えば、デイトレード向きではないです。
ちなみに、リアルタイムで取引できるのは、以下の3社しかありません。
また、リアルタイムで取引できる時間帯は、以下の通りです。
証券会社 | 取引可能時間 |
---|---|
LINE証券 | 9:00~11:20 11:30~12:20 12:30~14:50 17:00~21:00 |
PayPay証券 | 9:00~15:00 |
CONNECT | 9:00~11:30 12:30~14:55 |
5:取引時間が限られている場合が多い
「何時から何時まで」と制限を設けている証券会社が多いです。
それでもって、バイト終わりや仕事終わりに売買したいと思っても、なかなかできない事態が発生します。
そういうのは頭に入れておいてください。
6:取引できる銘柄が限られている場合が多い
「LINE証券では1,500銘柄」「PayPay証券では約160銘柄」と、東京証券取引所などに上場している全銘柄を取引できない証券会社があります。
「取引したいと思っていた銘柄がなかった…」という状況になりかねないので、注意しておきましょう。
ただ、代表的な銘柄(ソフトバンクや任天堂、トヨタなど)であれば、どの証券会社も取り扱っているので、安心してください。
7:NISAに対応していない場合が多い
単元未満株では、非課税制度であるNISAに対応していない証券会社が多いです。
対応していない場合は、単元未満株であってももろに税金が取られるので、注意しておきましょう。
単元未満株を買うのはアリかナシか
さて、単元未満株にはたくさんのデメリットがあったと思いますが、やるのは全然アリです!
というのも、投資の鉄則は「長期・積立・分散投資」であり、単元未満株だと、分散投資がしやすいからなんですよね。
また、投資の世界では、いかに退場しないかが重要となってきます。
資金がなく、1社だけに投資してしまえば、下落したときのダメージが大きくなり、退場しやすくなってしまうのも当然ですよね。
ですから、分散投資がしやすく、ダメージの小さい単元未満株がおすすめできるのです。
単元未満株の買い方
これまでの文章を読み、「買いたい!」という気持ちが固まってきたのではないでしょうか。
しかし、具体的な買い方は分からないですよね。
そこで、購入方法について紹介していきます。
簡単な流れとしては、以下をご覧ください。
- 単元未満株を取り扱っている証券会社の口座を開設
- 証券会社に単元未満株用の資金を入金
- 単元未満株を購入する
中学生でも出来るぐらい非常に簡単です。
より詳しく知りたい方は、【図解あり】単元未満株の購入方法を3ステップで詳しく解説!をご覧ください。
単元未満株を買うのにおすすめの証券会社
さて、「単元未満株を買いたい!」とは思っても、どの証券会社で買えばいいか分からないかと思います。
そこで、実際に単元未満株の取引をしている僕が、おすすめの証券会社を紹介していきます。
その証券会社とは、以下の4社です。
これらの中から選んでおけば、まず間違いありません!
それぞれの証券会社の詳細については、単元未満株を購入するならここ! おすすめの証券会社を紹介するよをご覧ください。
まとめ:単元未満株は株式投資デビューにおすすめ!
さて、本記事では、単元未満株のメリットとデメリットについて、実際にやっている身から紹介していきました!
改めて、内容を確認しておきましょう。
- 単元未満株は、少額から取引できるというのが最大のメリット
- 一方で、大きな利益が得られず、単元株と同じような取引ができないことがデメリットとして挙げられる
- 多くのデメリットがあるものの、分散投資がしやすく、損失が小さいことから、買うのは全然アリ
- また、単元未満株を買うには、単元未満株を取り扱っている証券会社の口座を開設するところから始まる
- そして、単元未満株を購入するなら、「LINE証券」「SBIネオモバイル証券」「PayPay証券」「マネックス証券」がおすすめ
このように、「株式投資をするならまずはこれから」というほど、単元未満株は株式投資デビューにはうってつけの投資です。
なので、ぜひ【図解あり】単元未満株の購入方法を3ステップで詳しく解説!の記事を読み、実際に購入してみてください!