【今さら聞けない!】配当金に関するあらゆることを素人でも分かりやすく解説!

読者
読者

配当金というものを受け取ってみたいです!

でも、言葉だけ知っているだけで、配当金については何も知りません。

そもそも何なのか、どうやって受け取るのかさっぱり…

そんな私に配当金について詳しく教えてください!

そのようなお悩みを解決すべく、実際に配当金を得ているこの「とうシカ」が配当金について余すことなく語っていきます!

とうシカ(@money_tousika)

これを読んであなたも配当金のスペシャリストとなり、夢の配当金生活を勝ち取りましょう!

また、誰でも理解できるように書いているので、ぜひ最後までご覧ください。

本記事を読めば解決できる悩み
  • そもそも配当金とは何か
  • 何をすれば配当金がもらえるのか
  • 配当金が受け取れるのはいつなのか
  • 1年に何回どのくらいもらえるのか
  • 配当金をもらうにはどうしたらいいか
  • 配当金の受け取り方には何があるか
  • 配当金を毎月得るにはどうしたらいいか
  • 毎年配当金の額を上げている株は何か
  • 配当金投資におすすめの証券会社はどこか
  • 配当金を得た場合の税金はどうなるのか

はじめに知っておきたい!そもそも配当金とは

企業が得た利益の一部を株主に分配することを「配当」と言いますが、「配当金」というのはその際のお金のことです。

企業は少なからず利益を得ていますが、すべての企業が配当金を課しているわけではありません

その利益にも波がありますから、一定の金額ではなく、金額を増やしたり(=増配)減らしたり(=減配)もします

また、配当金は何もせずとも株を保有しておくだけで受け取ることができることから、「不労所得」とも呼ばれていますよ。

どうしたらもらえる?配当金がもらえる条件

配当金とは何かについて知ったことで、購入してみたい衝動にも掻き立てられたでしょう。

読者
読者

でも、配当金はお金持ちがやるもので、一般人の私たちにはムリでしょ?

とうシカ
とうシカ

何も問題ないで!

そう、いたって簡単です。
「権利付最終日」という日にちまでに株を購入しておくだけでオッケイ!

権利付最終日とは

権利付最終日とは、配当金を受ける権利が与えられる人が誰なのかが確定する日(権利確定日)の2営業日前のこと

この日を逃してしまうと、次回の支払いまで受け取れなくなります。

購入する株数に制限はなく、1株からでも受け取りは可能です。

先ほど出てきた「権利付最終日」は、各証券会社や企業のホームページ等でチェックすることができるので、ぜひチェックしてみてください。

めんどくさければ、「かぶはいDB」というサイトを利用するのがおすすめ!
企業名を入力するだけで簡単に日にちが分かります。

いつもらえる?配当金の受取日

読者
読者

購入できたはいいけど、いつもらえるの?

そのように疑問に思った方もいるでしょう。

しかし、ハッキリした日にちを答えることはできません。
というのも、企業によってバラバラだから。

ただ、だいたい権利確定日の2~3ヶ月後にもらえると思ってもらえれば大丈夫です。

具体的な日にちをチェックしたい場合は、これまた「かぶはいDB」というサイトを利用するのがおすすめ!

年に何回いくらもらえる?配当金の受け取り回数と金額

読者
読者

毎月欲しいよな~。
毎日でもいい!
できればたくさんほしい!

残念ながら、国内株では年に1~2回しかもらえません。

一方の米国株では多くの企業が4回を採用しています。

というのも、米国株には株主優待というものが存在せず、株主を尊重しているためです。

また、国内株の平均的な配当利回りは2%ほどなので、年に株価の2%ほどもらえると思ってもらえばいいですよ!

具体的な金額を知りたい時は、各企業のホームページにアクセスしましょう。

企業によって異なりますが、「投資家情報(IR情報)→株式情報→配当金情報」の順にアクセスしていけば見れますよ!

IR情報」をクリック
株式について」をクリック
株主還元・配当」をクリック
1株当たりの配当金が見れます

いたって簡単!配当金をもらうまでの流れ

読者
読者

条件は購入することだったけど、本当に購入するだけでいいの?

その後に何かしなければいけないことはある?

特別なことをする必要はありません。
権利付最終日までに株を購入し、あとは待つだけです。

受け取り方法によって異なりますが、それだけであとは勝手に口座の方に振り込まれます。

購入できさえすれば、あとは売却するのでもいいですし、保有し続けるのでもいいですよ!
特に制限はありません。

また、売却したとしても、ちゃんと配当金は受け取れます。

どうやってもらうの?配当金の4つの受け取り方法

配当金には4つの受け取り方法があります。

  • 株式数比例配分方式
  • 登録配当金受領口座方式
  • 個別銘柄指定方式
  • 配当金領収証方式

口座開設時にこれらの中から1つ選ぶことになるので、それぞれの違いをよく確認しておきましょう。

注意点

証券会社ごとに異なる方式を選択することはできません

すなわち、A証券では「株式数比例配分方式」、B証券では「登録配当金受領口座方式」という風にはできないということです。

「証券保管振替機構」通称「ほふり」が管理しており、最後に選んだ方式がすべての証券会社で採用されます。

株式数比例配分方式

株式数比例配分方式とは、各証券会社で保有している株数に応じて、別々に配当金が入金される方式のこと

証券口座のほうに勝手に入金されるので、どこかに出向いて受け取る必要はありません。

メリット
  • 直接証券口座に振り込まれるため、再投資がしやすい
  • NISAやジュニアNISAで購入した株の配当金を非課税にできる
  • 受け取り忘れが生じない
デメリット
  • 生活費に充てるには不便

登録配当金受領口座方式

登録配当金受領口座方式とは、各証券会社で受け取り予定の配当金が、ある一つの決めた金融機関に入金される方式です。

給与を受け取っている金融機関でもいいし、配当金専用の口座を新たに作るのでもいいですね。

メリット
  • 管理がしやすい
  • 生活費に充てやすい
  • 受け取り忘れが生じない
デメリット
  • 再投資するには手間がかかる

個別銘柄指定方式

個別銘柄指定方式とは、銘柄ごとに受取用の金融機関を指定できる方式のこと

つまり、「この銘柄はこの金融機関に入金してほしい」というように指定できるというわけです。

メリット
  • 管理がしやすい
  • 用途別に分けやすい
デメリット
  • 再投資には手間がかかる

配当金領収証方式

配当金領収証方式とは、「配当金領収書」という配当金額等が書かれた書類を郵便局等に持っていくことで受け取れる方式です。

メリット
  • 現金に換える手間がかからない
  • 配当金を受け取っている実感が湧く
デメリット
  • 銀行等にいちいち出向く必要がある
  • 受け取り忘れが生じやすい
  • なくしてしまったり期限切れになったりした場合には、再発行の手続きが必要になる

配当金を毎月得る方法

国内株で毎月得ようとするのは困難です。
というのも、先ほども言ったように年に2回ほどしか受け取れず、なおかつ受け取り月が偏っているから。

それよりも、年に4回受け取れる企業が多く、支払い月が異なる以下の3つのグループに分けられる米国株でやるのがおすすめ!

  • 「1月・4月・7月・10月」グループ
  • 「2月・5月・8月・11月」グループ
  • 「3月・6月・9月・12月」グループ

毎月得るには、それぞれのグループから企業を1つずつ選べばいいですよ。
それだけで毎月入ってきます。

例として、「アップル・マイクロソフト・メルク」の組み合わせ。

僕自身その組み合わせですが、毎月入ってきています。

ぜひ選んでみてください。

今後も上がり続ける可能性あり!?連続増配株ランキング2022

連続増配株とは、毎年配当金の額が増加している株のこと

それは着実に利益を上げていることを表しますから、購入する上でもおすすめの銘柄ですよ!

銘柄名増配年数
国内株1位花王32年
国内株2位SPK24年
国内株3位三菱HCキャピタル23年
米国株1位AWR(アメリカン・ステイツ・ウォーター)67年
米国株2位DOV(ドーバー)66年
米国株3位PG(プロクター・アンド・ギャンブル)
他GPC、NWN、PH
65年
※スマホの方は右にスライドできます。

国内株1位:花王(32年)

引用元:花王株式会社ホームページ

花王とは、スキンケア・ヘルスケア商品、ファブリック商品など、主に消費財を取り扱う化学メーカー

そんな花王は32年間連続して配当金の金額を増やしています。

リーマンショックやコロナショックなどの不況時でも減配をしなかったことから、非常に財務が安定している企業ですね。

今後も増配し続けるかは分かりませんが、1つでも持っておきたいところ。

国内株2位:SPK(24年)

引用元:SPK株式会社ホームページ

SPKとは、自動車の部品や産業用の車両部品など、車両に関して総合的に取り扱っている商社です。

株価も上昇傾向が続いており、売買益と配当金の両方狙える企業ですね。

車両の利用はまだまだ続いていくと思うので、今後も増配が続いていくでしょう。

国内株3位:三菱HCキャピタル(23年)

引用元:三菱HCキャピタル株式会社ホームページ

三菱HCキャピタルとは、国内外の企業に機械や器具部品、不動産等の貸し出しを行っている大手リース会社です。

三菱商事や三菱UFJフィナンシャル・グループでも有名な三菱グループの1つとなっています。

そう簡単にはくずれることはないだろうから、購入してみるのはぜんぜんアリ!

米国株1位:AWR(アメリカン・ステイツ・ウォーター)67年

引用元:American States Water Companyホームページ

AWRとは、カルフォルニア州を拠点とした水道事業と電気事業をおこなっている会社です。

配当金だけでなく、株価も最高値を更新し続けており、売却益と配当益のダブルで見込めます。
安定した利益を得たい人にはおすすめの株ですね。

米国株2位:DOV(ドーバー)66年

引用元:Dover Corporationホームページ

DOVとは、産業機器を製造している大手メーカーです。

ある1つの業種に絞ることなく、あらゆる業種の機器を取り扱っています。

DOVなしには工業の発展はないと思うので、投資してみる価値は十分にありますよ!

米国株3位:PG(プロクター・アンド・ギャンブル)65年 他GPC、NWN、PH

引用元:Procter & Gambleホームページ

PGは、ボールドやパンテーン、ファブリーズなどでもおなじみの、日用品を数多く取り扱う世界最大級の一般消費財メーカー

日本で言うと花王やユニ・チャームに当たります。

とてもなじみのある商品ばかりを取り扱っており、生活にかかせないものなので、最低でも1株は持っておくといいでしょう。

資金が少なくても安心!少額から配当金投資ができるおすすめの証券会社2選

通常、株の取引というのは100株からしか購入することができません
それでもって、数十万円は必要になります。

代表的な銘柄で言うと以下の通りです。

銘柄100株の値段
トヨタ自動車197,100円
ソフトバンクグループ605,500円
任天堂572,600円
楽天グループ66,900円
三菱UFJフィナンシャルG73,870円
※2022年12月4日時点

このように非常に高価なので、いざ配当金投資をしようと思っても、なかなかハードルが高いんですよね。

しかし、そんな問題を解決してくれる証券会社があります。
それが以下の2つの証券会社。

これらは1株から株を購入することができ(PayPay証券に関してはなんと1,000円~!)、資金が少ない人でも手軽に株を購入できる証券会社となっています。

僕自身も利用しているので、気になった方はぜひ口座開設してみてください。

LINE証券

引用元:LINE証券ホームページ

LINE証券とは、LINE Financial株式会社と野村ホールディングス株式会社の共同出資により設立された証券会社です。

通常の証券会社ではサイトにアクセスしたり、ログインが必要になりますが、LINE証券であればLINEから簡単にアクセスできます。

さらに、配当金を得た際はLINEの通知で知らせてくれるので便利ですよ!
気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。

使ってみた感想については、【体験談あり】LINE証券を実際に使ってみた感想をリアルに紹介!の記事をご覧ください。

PayPay証券

引用元:PayPay証券ホームページ

PayPay証券とは、ソフトバンク株式会社の子会社であるPayPay証券株式会社が運営している証券会社です。

中でも特に米国株を購入したい人におすすめしたい証券会社!

というのも、他の証券会社ではない1000円から購入できるサービスを展開しているから。

米国株は通常、1株からしか購入できません。
ですので、他の証券会社だと数万円必要になってきます。

銘柄100株の値段
アップル19,954円
グーグル13,559円
マイクロソフト34,428円
アマゾン12,708円
メタ16,671円
※2022年12月5日時点(1ドル135円計算)

その点、PayPay証券は1,000円から購入することができますから、非常に優れています。

また、最近はPayPayとも連携し、入出金がとても便利になりました
気になった方はぜひチェックしてみてください。

PayPay証券をおすすめする理由等については、PayPay証券は学生に超おすすめ!開設して損はありませんの記事をご覧ください。

気になる!配当金を得た際の税金問題

配当金については源泉徴収されるため、確定申告の必要はありません

ただ、「配当控除を受けたい場合」や「損益通算をしたい場合」には確定申告をする必要があります。

配当控除とは

株主が得る配当金というのは企業に対する「法人税」と「所得税・住民税」が引かれたあとの金額となっており、二重課税という状態になっています。

そこで配当控除をおこなえば、本来引かれるべきではない余分な税金を取り戻すことができます。 

損益通算とは

損益通算とは、1年間に得た利益と損失とを互いに相殺すること

ですので、損失の分、税金の対象となる金額が減ることになり、税金が安くなります。

例えば、1年間に得た配当金が50万円で、ある銘柄で20万円分損したとしたら、税金の対象となる金額は30万円になるということです。

また、「配当控除」と「損益通算」で申告の種類が異なります。

  • 配当控除を受けたい場合:「総合課税(=他の所得と合算した課税所得に税率をかける方法)」
  • 損益通算をしたい場合:「申告分離課税(=他の所得とは分離して税金の計算をする方法)」

めんどくさければ、しなくて全然いいですよ。

配当金に関するあれこれまとめ

さて、本記事では、配当金に関するあらゆることを述べていきました!

述べたことも多かったと思うので、改めて本記事の内容を確認しておきましょう。

  • 配当金とは、企業が得た利益の一部を投資家に分配する際のお金のこと
  • 権利付最終日」までに株を購入しておけば、配当金は受け取れる
  • 権利確定日の2~3ヶ月後に受け取れる
  • 受け取れるのは国内株で年に1~2回ほどで、数十円~数百円程度
  • 権利付最終日までに株を購入しておけば、後は何もしなくても配当金は受け取れる
  • 受け取り方法としては、「株式数比例配分方式」「登録配当金受領口座方式」「配当金領収証方式」がある
  • 毎月得るには、「1月, 4月, 7月, 10月」「2月, 5月, 8月, 11月」「3月, 6月, 9月, 12月」の3つのグループから1つずつ選べばよい
  • 連続増配株の国内TOP3は「花王」「SPK」「三菱HCキャピタル
  • 連続増配株の米国TOP3は「AWR」「DOV」「PG
  • 配当金におすすめの証券会社はLINE証券PayPay証券

配当金だけで生活費を賄うのは厳しいですが、生活のちょっとした足しにはなります。

ですので、あなたもぜひ株を購入し、配当金を手に入れてみてください。

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