社会人にもなると、税金について知っておかないといけない場面がたくさんあるのではないでしょうか。
また、大学生になってアルバイトをするようになり、税金という言葉をよく耳にするようになったのではないでしょうか。
そうなるにつれて、税金の種類について知っておきたいと感じるようになったと思います。
そこで、この記事では、
税金にはどんな種類があるの?
という疑問にお答えしていきます。
結論から言うと、税金の種類はたくさんあります。
大まかに分けると、国税と地方税に分けられます。
さらに、直接税と間接税に分けられます。
それらについても詳しく説明してあるので、ぜひご覧ください。
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そもそも税金とは
では、そもそも税金とは一体なんなのでしょうか。
答えを言うと、税金とは、基本的にお金をいただいた時に発生し、その一部を国や地方に納めなければならないお金のことです。
国や地方に納めていますから、税金は日本社会全体を支えているんですよね。
なので、税金がないと日本社会全体が成り立たなくなってしまいます。
税金は何に使われているのか
次に、税金というのは一体何に使われているのかについて説明していきます。
一般的には、税金というのは、
- 社会保障
- インフラ整備
- 小中学校の教科書代
に使われています。
言わば、国全体に使われているんですよね。
税金の種類
ここで、本題である「税金の種類」を紹介していきます。
冒頭でも述べたように、税金は大まかに国税と地方税に分かれます。
さらに、直接税と間接税に分かれます。
まずはそれらの税について、簡単に説明していきますね。
国税
国税というのは、その名の通り、国が徴収する税金となっています。
後でも述べますが、具体的には、
- 所得税
- 相続税
- 消費税
- たばこ税
があります。
地方税
地方税というのは、その名の通り、県や市などの地方が徴収する税金となっています。
具体的には、
- 住民税
- 固定資産税
- 自動車税
があります。
直接税
直接税とは、税金を納める人と負担する人が”同じ”税金のことを言います。
基本的には、自宅や会社に届く納付書によって納付します。
間接税
直接税とは異なり、間接税とは、税金を納める人と負担する人が”異なる”税金のことを言います。
例えば、消費税はモノやサービスを購入する人が払っていますが、納付書などによって直接は納めていないですよね。
実際に直接納めるのは、モノやサービスを売っている会社が納めているのです。
このように、間接的に税金を払っているのが間接税となります。
ここで、まとめてみると
国税 | 国が徴収する税金 |
地方税 | 地方が徴収する税金 |
直接税 | 納める人と税金を負担する人が同じ税金 |
間接税 | 納める人と税金を負担する人が異なる税金 |
のようになります。
国税かつ直接税
まず、国税かつ直接税である税金を紹介していきます。
すなわち、国が徴収し、納める人と税金を負担する人が同じ税金です。
その税金とは、
- 所得税
- 法人税
- 相続税
- 贈与税
です。
それぞれ見ていきましょう。
所得税
所得税とは、所得を得た個人にかかる税金のことを言います。
基本的には、所得から経費や各種控除を引いた額(所得金額)に対して課税されます。
その課税額というのは、所得金額が1,000円~194万9,000円なら、その所得金額の5%分です。
法人税
法人税とは、所得を得た会社などの法人にかかる税金のことを言います。
会社の資本金が1億円以下で、所得金額が800万円以下なら15%分が課税されます。
相続税
相続税とは、亡くなった方の遺産を受け継いだ人にかかる税金のことを言います。
亡くなった方の遺産が、3000万円+600万円×(法定相続人の数)以下なら相続税はかかりません。
法定相続人とは、その名の通り、法で定められた相続人(遺産を受け継ぐ人)のことです。
なので、最低3600万円以下なら相続税はかからないということになります。
贈与税
贈与税とは、他の人から財産を渡された人にかかる税金のことを言います。
1年間に受け取った贈与額が、110万円以下なら贈与税はかかりません。
しかし、110万円以上310万円以下なら10%分が課税されます。
国税かつ間接税
続いて、国税かつ間接税である税金を紹介していきます。
すなわち、国が徴収し、納める人と税金を負担する人が異なる税金です。
その税金とは、
- 消費税
- 酒税
- たばこ税
- 自動車重量税
です。
それぞれ見ていきましょう。
消費税
消費税とは、物やサービスを買う人にかかる税金のことを言います。
今では、10%が課せられているかと思います。
その10%というのは、実は「消費税(7.8%)」と「地方消費税(2.2%)」を合わせたものなのです。
酒税
酒税とは、お酒を買う人にかかる税金のことを言います。
350mlあたり、ビールは70円、発泡酒は46.99円、新ジャンルは37.8円分の酒税がかかっています。
たばこ税
たばこ税とは、たばこを買う人にかかる税金のことを言います。
一箱あたり、約300円分のたばこ税がかかっています。
自動車重量税
自動車重量税とは、自動車を所有している人にかかる税金のことを言います。
重量という言葉がつくように、自動車の重量に応じて税金が異なります。
例えば、自家用乗用車の場合、新車から12年経過車なら、0.5トンごとに毎年4100円分の自動車重量税がかかっています。
地方税かつ直接税
次に、地方税かつ直接税である税金を紹介していきます。
すなわち、地方が徴収し、納める人と税金を負担する人が同じ税金です。
その税金とは、
- 住民税
- 事業税
- 固定資産税
- 自動車税
です。
それぞれ見ていきましょう。
住民税
住民税とは、所得税と同じように、所得を得た人にかかる税金のことを言います。
また、住民税には所得割と均等割というものがあります。
所得割というのは、所得金額に応じて納める額が異なる税となっています。
具体的には、所得金額に対して10%を納めます。
一方で、均等割というのは、所得金額に関わらず納める金額がみな同じ税となっています。
具体的には、5000円を納めます。
事業税
事業税とは、個人事業主や法人事業主にかかる税金のことを言います。
所得金額が290万円以下なら、事業税はかかりません。
290万円以上であれば、事業によって異なりますが、3~5%を納めます。
固定資産税
固定資産税とは、土地や住宅を持っている人にかかる税金のことを言います。
不動産評価額の1.4%ほどを納めます。
不動産評価額というのは、自分が所有している土地や住宅の価値に70%かけたもののことを言います。
ただし、70%というのは平均的な割合となっているので注意してください。
自動車税
自動車税とは、自動車を持っている人にかかる税金のことを言います。
排気量が1リットル以下の自家用車は年間で29,500円を納めます。
そこから0.5リットル多くなるにつれて、納める税金も多くなります。
地方税かつ間接税
最後に、地方税かつ間接税である税金を紹介していきます。
すなわち、地方が徴収し、納める人と税金を負担する人が異なる税金です。
その税金とは、
- 地方消費税
- 入湯税
です。
それぞれ見ていきましょう。
地方消費税
消費税でも述べたように、地方消費税とは、消費税10%の内の2.2%を占める税金のことを言います。
入湯税
入湯税とは、入浴施設で入浴した人にかかる税金のことを言います。
法律上では、1日1人あたり150円の税金がかかります。
紹介した税金をまとめてみると、以下のようになります。
税金の種類 | 税金の分類 | 課税される人 |
---|---|---|
所得税 | 国税かつ直接税 | 所得を得た個人 |
法人税 | 〃 | 所得を得た法人 |
相続税 | 〃 | 遺産を受け継いだ人 |
贈与税 | 〃 | 財産を渡された人 |
消費税 | 国税かつ間接税 | モノやサービスを買う人 |
酒税 | 〃 | お酒を買う人 |
たばこ税 | 〃 | たばこを買う人 |
自動車重量税 | 〃 | 自動車を所有している人 |
住民税 | 地方税かつ直接税 | 所得を得た人 |
事業税 | 〃 | 個人事業主や法人事業主 |
固定資産税 | 〃 | 土地や住宅を所有している人 |
自動車税 | 〃 | 自動車を所有している人 |
地方消費税 | 地方税かつ間接税 | モノやサービスを買う人 |
入湯税 | 〃 | 入浴施設で入浴する人 |
税金を安く抑えるためには
どうせ税金を納めるなら、安く抑えたいところですよね。
そこで、ここでは税金を安く抑えるための方法を紹介していきます。
その方法とは、
- 控除の適用
- 税理士
です。
これらは税金を”少なくする”方法であって、税金を”完全になくす”方法ではないので注意してください。
控除の適用
まずは、控除を適用して安く抑えます。
すべての人が受けられる控除として、基礎控除というものがあります。
その控除を適用することによって、所得税に対して48万円分安くなります。
他にもたくさんの控除があるので、ぜひ調べてみてください。
税理士
続いて、税理士に相談することによって税金を安く抑えます。
彼らは、税のプロですから、一般人には知らない制度まで知っています。
多少のお金はかかりますが、自分でやるより安くなり、なおかつ自分でやらなくてよくなるので、相談しておいて損はないでしょう。
まとめ:税金をよく知り、搾取されすぎないようにしよう!
税金というのは、国税と地方税に分けられ、さらに直接税と間接税に分けられましたね。
また、いろんな種類の税金があり、ややこしい部分もあったかと思います。
なので、何回も読み直すことをおすすめします。
さらに、税金のほとんどがパーセンテージによって計算されます。
なので、「低所得者だけが苦しむわけではない」ということは留意しておいてください。
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